「____。」
ぼんやりソファに座っている。一応膝には仕事の資料とか乗ってるけど、全然目に入っていない。
「ヒイロ、コーヒー入れて来たぜー♪」
コーヒー乗せたトレイを運んでくる。でも何だか元気がないのに気付いて
「ヒイロ?やっぱ具合悪いんじゃねーの??」顔を覗き込む
「___違う。」
小さく頭を振ってデュオを見るとコーヒーへと手を伸ばす
「ホントかぁー??」
その手がしっかりとカップを取るのを見守りながら
「__でもなんか顔色悪いぞ??」
心配そうに言う
「____。」
顔色が悪い、には多少自覚があって何も言い返せない。とりあえず、カップを受け取り膝に置く
トレイをテーブルの上においてからヒイロの隣に座り
「熱でもあるんじゃねぇ?」
額に手を当てる
「___。」
目を閉じるといつものようにすりすりするが、デュオの手を冷たく感じて少し離れる
ちょっとだけ触れたその体温はかなり熱い。びっくりして
「お前!やっぱ熱あるって!!寝てた方が良い!!」
「____大した事ではない。」
面倒臭そうにコーヒーは机においてしまうと(もともとあまり飲む気はしなかった)
デュオを引き寄せて抱きしめる
「大したことないわけねーだろ!!ほら、薬持ってきてやるからお前はそれ飲んで寝ろ!!」
抱き寄せられてくっついてみるとますますヒイロの身体の熱さが分かってしまう。
慌ててぐいぐい引き離す
「___。」
抱きしめたまま、情けない顔でデュオを見る
「んな顔したって今日はダメだからな!!今日はもう寝てろ!!」
膝の上に乗ってる資料とかをちゃっちゃと片付け始める
「___デュオ_。」
嫌だとばかりに腕の力は緩めずにデュオにくっつく
「ヒイロ。」困った顔でヒイロを見て
「お前が心配だから言ってんだよ。くっつくのはいつでも出来るだろ?
大人しく今日は寝てくれよ」
頭なでなで
じっとデュオを見てから「____嫌だ。」
でも気持ち良さそうにデュオの手に撫でられる
「嫌だじゃねぇの。全く____」
どうしたものかな、と考える
「____じゃ、さ。オレ今日はずっとお前の側にいてやるから。だからベッド行こう?」
な?って感じに優しく言う
「___するのか_?」
ゆっくり瞬きをしながら、デュオを見る
「へ?するって何を??」きょとん
「お前の看病ならしてやるけど?」
ちょっと怒ったような顔で
「___。」でもそれ以上何も言わない
「なー、頼むから今日は寝てろ、って!!お前が死んじまったらオレ困る〜〜〜」
わざと懇願口調で言ってすりすり懐いてみる
「___死なない。」
懐いてくるデュオを抱きしめて、不機嫌な顔のままデュオにすりすりする
「ほら、こんな熱いし____」
すりすりしてくるヒイロの顔を捕まえて、額に自分の額をくっつけてみる
そのまま、目を閉じて顔を近づける
「__ダメ。」
唇同士が触れる前に、ヒイロの唇に掌を押し付ける
「____久しぶりなのに。」
むーっとしてデュオを睨む
「お前がちゃんとベッドで寝る気になったらいくらでも付き合ってやる」
くす、と笑って代わりにほっぺたにキスをする
「____。」
ホント?とばかりにデュオの目を覗き込む
「お前、任務から帰ったばっかで疲れてるんだよ。1日ゆっくり休んだら元気になるさ。
だから、な?」
にっこり笑顔
「__明日はまた、お前が出かけるのだろう?」
休んでいたら間に合わない、と不貞腐れたようにデュオを見る
「だから、今日はずっとお前の側にいるって言ってるじゃん?」目元にもキス
「___。」仕方なく妥協して、頷く
「良いコだvv」
ぎゅーっと抱き締めて、頭なでなで
「聞き分けの良いコは好きだぜ?」くすくす笑って
「じゃ、オレ薬持ってくるから、先にベッドで待ってな」
もっかいほっぺにちゅーしてから離す
「___。」離れていく手を思わずという風に握る。
「ちゃんと行くって。オレは嘘はつかないデュオ・マックスウェル様だぞ?」
握ってきたヒイロの手にキス(笑)
「___。」
やっと少し口元を笑みの形にして、手に触れたデュオの唇をなぞり頬をなでる
「ほら、さっさと行けって!!」
その手を引き剥がして、背中をぽんと叩く
「___。」
しぶしぶと立ち上がり、のろのろと寝室へ歩き出す
「すぐ行くからなー!!」
それを見送ってから、自分は収納棚から救急箱を取り出して解熱剤を探す
「___。」
もう一度、デュオを振り返ってから精彩を欠いた足取りで寝室に入る
「これでいっかな?」
解熱剤を取り出すと救急箱をしまって、次にキッチンにいく。
グラスに水を注いで寝室に急いで行く
暗い部屋。ベッドに座り込んで、一つ溜息をつく
「ヒイロ、これ薬!」
寝室に入ってくると、ベッドに座っているヒイロに薬とグラスを手渡す
「___ありがとう。」
少し頷いて素直に受け取ると薬と水を飲み込む
そのヒイロの隣に腰掛けて、薬を飲む様子を見守ってる
「ちゃんと飲めたか?」
「___。」
頷いて、空になったコップをデュオに渡す
にっこり笑ってグラスを受け取るとベッドサイドのテーブルに置く
「んじゃ、後はゆっくり眠ることだな。ほら、ちゃんと布団に入って!!」
布団をぽんぽん叩いて促す
「___。」
布団を叩く手を引き寄せて、目を閉じると指先にキスをする
「ヒイロっ/////」目の前で見てちょっと照れる
「早く寝てろ、って!」
「___。」口元に手を当てたままデュオを見る。また目を閉じてその手にすりすりする
「おい〜〜(汗)薬飲んでも寝てなきゃ早く直らないぞ?」
すりすりされてる手を引っ張る
「___すぐ寝る。」
言いながら、デュオの肩に自分の頭を乗せてしまって、すりすりする
「ホントかぁー??」
困って、でもこうしてるのは嬉しい。ちゃんと寝てくれるなら、と思ってヒイロを抱き締める
「___ああ。」
抱きしめてくれるその腕に、体の力を抜きよりかかる。自分も抱きしめてほっぺたにキスをする
「__なんか久々の感触ー__」
しばらくヒイロが任務に出ていたので、久々の感触がなんだか気持ち良くて、すりすりする
「___ああ。」少し嬉しそうに、すりすり返す
「なのに熱出すなんてさー____ダメじゃん?」
ちょっと拗ねたように言って、ほっぺにキス
「____俺も悔しい_。」今更否定しても無駄そうなので、ぎゅーってデュオを抱きしめる
「お前のコトだから、早く帰ろうと思って無理したんだろ?__あんま無茶すんなよ、
疲れて熱出すくらいならまだマシだけどさ。」
ヒイロの肩に頭を預けてすりすり
「____早く、会いたかった_」
ぼそ、と言い訳の見たいに呟くと、誤魔化すみたいに肩に額を擦り付ける
「ん______オレも寂しかったけど__さ///////」
こっちもぼそっと呟く
「___。」
そっと頬に手を当てて顔を上げたデュオを確認すると、丁寧に唇へと自分の唇を触れ合わせる
「__//////」
今度は止めることなく、ヒイロの首に腕を回すと目を閉じて唇を受け止める
熱で少し熱い舌をデュオの口内へと忍ばせる。ゆっくりと絡めて、優しく吸う
「んん__//////」
いつもより熱い舌に一度びくっとして舌を引っ込めそうになったが、そのままおずおずと舌を
絡め合わせ久々のキスを堪能する
頬に当てていた手を両手に増やし、貪るように口付けを続ける。
呼吸を奪うようにぴったりとくっついて、長いキスをする
「ふ__っ、んぅ__っっ、」
長く続くキスに少し苦しげに眉を寄せる。自分からヒイロの舌をくすぐったり吸ったりしている
充分、味わってから僅かに隙間を開ける
「___デュオ_」幸せそうな声(笑)
「ふ、ぁ____っ、」
あまりに長いキスにぐったり(笑)深く息を吸い込み呼吸を整えながら、ヒイロの胸に頭を
預けてしまう
「___。」しっかりと抱きしめてすりすりする
「__ひーろ____//////」
舌が痺れた所為で舌ったらずな声で呼びながら、嬉しそうにそっと抱き返す
もう一回、唇の辺りにキスをして、そこ以外にも顔中にキスをする
「くすぐったいって__」
顔中に降らされるキスにくすくす笑う
___このくらい我慢しろ_」
前髪を掻き上げておでこにキスをしながら呟く。他にもいっぱい我慢してるんだ(笑)
くすくす
「約束だからな____そろそろちゃんと寝ろよ?」頭なでなで
「___。」
まだ幾分かは不満そうに、けれど仕方がないと諦めて頷く。
自分で布団の中へと入りながらでもデュオの手は離さない
「オレの任務も終わったら、いろいろサービスしてやるからさっ」
大人しく布団に潜り込んだヒイロに満足そうに笑いかけて、額にキスをする
「___入れ。」
額へのキスは嬉しそうにしながらも、握ったままの手を引っ張って布団の中にデュオを
引きずり込もうとする
「え、オレも寝るのか?」
ちょっと戸惑ったけれど、今日はずっと一緒にいると約束したので
「__ま、いっか____」もそもそと隣に滑り込む
凄く嬉しそうにデュオを抱きしめて腕の中に確保する。
自分もぎゅーと抱き着いて、胸に顔を擦り寄せる
「__ちょっと暑いくらいだな、お前の体温で(笑)」とは言いながらも離れずにすりすり
少し申し訳なさそうにデュオを見るが、でも離さない
「__デュオが熱を出しても、こうやって寝てやる_」
から、今はどうにか許してほしい、とすりすりする
「ん____そんときゃちゃんと看病してもらうさ、もちろんな(笑)」くすくす笑う
「__ほら、ちゃんとこーしていてやるから。安心して寝ろよ。」顎の辺りにキス
「___。」
僅かに頷き、やっとデュオを抱きしめながら目を伏せる。旋毛の辺りにキスをする
「オヤスミ、____好きだよ////」
ごくごく小さな声でぼそっと言って、ヒイロを抱き締めたままこっちも目を閉じる
「____。」
一瞬、ぱっちりと目を開いてから、デュオにすりすりしつつ目を閉じ、
今度こそ眠りに就く努力を始める
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